Celtic Dragon 最終話 冒険者 エリーニ♀(14)平和 世間知らずで元気で無邪気。 田舎のレイドル地方から冒険者になりたくて首都に出てきた。 レイシオ♀(19)戦士 気が強いが、見栄っ張りな一面もある剣士見習い。 エリーニのお姉さん的な存在。 フートルース♂(35)気まま 自由気ままに生きている冒険者。 なんだかんだで世話焼きな性格。 ディアヒル♀(37)管理 色気のある大人の女性。 冒険者組合の受付、管理を行っている。 アルハリオ♂(16)初心者 首都に憧れて上京してきた冒険者見習い。 ディアヒル:あら、おかえり、早かったわね。 フートルース:ったくよぉ、なんで俺がこんなことしなきゃなんねぇんだよ。        行方不明のじーさんの探索なんてよぉ。 ディアヒル:仕方ないじゃない、最近は組合の方針も変わってきて、請けれる仕事も減ってきたのよ。       それはあんたがよく知ってるんじゃないの?        フートルース:あー、まあ、そりゃそうだけどよー。        エリーニの奴が人間と魔物の世界に境界線を引いてから、ずいぶん平和になったしな。        とはいえ、まだちょくちょく魔物と小競り合いもあるけどな。 ディアヒル:ふふ、あんたも変わったわ。 フートルース:そうか? ディアヒル:ぶちぶち文句を言いながらも、前よりもよく仕事するようになったじゃない。 フートルース:俺には戦いよりも何でも屋の方が性に合ってんのかもしれねぇなぁ。 ディアヒル:あら、元国王候補の言うセリフじゃないわね。 フートルース:だから国王にならなかったんじゃねぇか。 ディアヒル:ふふっ、その通りね。 アルハリオ:着いたー! ここが首都かあ、賑わってるなあ! レイシオ:あら、あなた、冒険者? アルハリオ:はい! スレフ村から来ました! レイシオ:スレフ村……ふふ、そう。      じゃあ、この賑わいにも驚いたでしょ。       アルハリオ:はい! やっぱり首都はすごいですね!       ここで冒険者の仕事がもらえると聞いてきました!        レイシオ:そう、じゃあ、一緒に組合に行きましょうか。      あたしが仕事を紹介してあげるわ。       アルハリオ:本当ですか!? レイシオ:ええ。      私は魔法剣士のレイシオ、よろしくね。       アルハリオ:はい! 僕は槍使いのアルハリオです、よろしくお願いします! レイシオ:それじゃあ、行きましょうか。      ほら、いつまで道具屋を見てるの。      組合に行くよ、エリーニ。       エリーニ:うん! 今日はどんな仕事があるかなあ!