声劇戦隊コエレンジャー ■ レッド(♂) コエレンジャーのリーダー。 無駄に熱い男。とりあえず間抜け。 ■ ブルー(♂) 不健康なヒーロー。 性格は暗く、ネガティブ思考。 ■ グリーン(♀) 緑だけど女の子。 ツンデレ。メンバーの中ではマトモな方。 ■ ピンク(♀) ピンクだけあって見た目は派手。 コギャル系。とにかくうざい。 ■ イエロー(♂) おじいちゃん。 耳が遠くて物忘れが激しい。 ■ 怪人ガラガラゴエ(♂) 世界征服を目論む怪人。 コエレンジャーにいろんな意味で振り回されている。 怪人ガラガラゴエ「うはははは! こえ部の部員の声をガラガラにしてやるぞ〜!」 レッド「お前は怪人ガラガラゴエ!     そうはさせない! いくぞ!」      ブルー「どうせ僕なんて役に立たないよ……。     心は黒く、声は暗く、コエブルー……」      グリーン「勘違いしないでよね、別にあたしは戦いたくてやってるんじゃないんだからねっ!      その……こえ部のみんなを守りたいから……コエグリーン!」       ピンク「てゆーかー、マジウザくなーい?     さっさと終わらせて合コン行きたいんだけどー、コエピンクー」      イエロー「あー、あんた隣の田吾作さんかのぅ。      そういえばワシ、朝飯食べたかのぅ、コエイエロー」       レッド「こえ部の平和を守るため、俺の声帯が熱くうなる!     覚悟しろ、怪人ガラガラゴエ! コエレッド!」 全員「5人そろって、コエレンジャー!」 ピンク「あー、もしもし〜? パープル〜?     リーダーもう始めちゃったよ〜?     きゃはは、マジマジ」 レッド「えっ!? もう一人いたの!?」 ブルー「もう、5人でも6人でもどうでもいいじゃん……」 イエロー「あー、田吾作さんもメンバーに入れていいかのぅ」 レッド「いや、あんまり増えすぎると……」 ピンク「え〜? マジで〜? ヤバくな〜い。     きゃはは、そうそう、超ウザイんですけどぉ〜」 グリーン「ちょっと、ピンク、戦闘中よ!」 ピンク「え〜、あー、はいはーい、てゆーことでぇ〜、ちゃんと来てよねぇ〜。     じゃあねぇ〜、ばいば〜い。」 グリーン「結局、パープルって来るの……?」 ピンク「チョッパヤで来るってぇ〜」 レッド「よし、じゃあ6人だな。     改めてセリフから行くぞ!」 グリーン「えー!? やりなおし!?      さっきやったじゃない、もういいわよ!」 レッド「そ、そうか?」 グリーン「い、いやっ……リーダーがやりたいんなら……べ、別にあたしはいいんだけどねっ……!」 イエロー「あー、ワシさっき何て言ったかのぅ。      昨日食べたアサリの味噌汁のことだったかのぅ」 ブルー「いや、おじいちゃん、田吾作さんの話でしょ……」 イエロー「おお、そうじゃったそうじゃった、留吉(とめきち)さんのことじゃったのぅ」 ブルー「……うん、もうそれでいいよ……」 怪人ガラガラゴエ「えーと……あの、俺もう帰っていいかな?」 レッド「おっと、忘れるところだったぜ、怪人ガラガラゴエ!」 ピンク「忘れるなんてリーダー超サイテーwww」 怪人ガラガラゴエ「いや〜、なんかもう戦意喪失しちゃって……」 レッド「そんなこと言うなよ! お前も立派な怪人だろう!?     正々堂々と勝負だ!」 怪人ガラガラゴエ「えー……なんかめんどくさいこといなりそうだな〜……」 レッド「よし! まずはイエロー! 先制攻撃だ!」 イエロー「ん〜? 先生攻撃? 先生はどこにいるのかのう」 ブルー「いや、その先生じゃなくって……」 イエロー「あ〜、わしゃあ最近先生に血圧高いと言われておってのぅ」 ピンク「聞いてねーよ、じーちゃん。     さくっと攻撃してよねぇ〜」      グリーン「ちょっと、無理させちゃダメよ!」 ピンク「じゃあ、あんたが先に行けばいいじゃない的な?」 グリーン「え、ええ〜……最初はやだよ〜……」 ブルー「……どうせやられちゃうんだから最初でも最後でもいいじゃん……」 レッド「このふぬけどもーー!」 全員「うわーー!」「きゃーー!」 レッド「みんな忘れたのか!     俺たちはこえ部の平和を守るために力を合わせて怪人ガラガラゴエをぶち殺すんだ!」      怪人ガラガラゴエ「え!? なんか物騒じゃない!?」 レッド「安心しろ、みんな!     俺が新しい武器を調達してきた!     この拳銃『トカレフTT-33』だ!」      怪人ガラガラゴエ「ちょ、おま! そんな実弾!!」 ピンク「え〜、マジ〜? ヤバくな〜い。     ちょっと撃たせてよ〜」      レッド「あっ、こら、やめろピンク、危ないってば!」 イエロー「ん〜? わしゃあ味噌は赤味噌が好きじゃのう」 グリーン「きゃー! ピンクを取り押さえてー!」 ピンク「いいじゃんいいじゃん、ちょっと試し撃ちするだけだからさあ」 ブルー「別にいいんじゃないの……誰が撃たれようと、僕には関係ないよ……。     あ、そのトカレフ、安全装置ついてないから気をつけたほうがいいよ……」      グリーン「きゃーきゃー! 危ない危ないわー!」 怪人ガラガラゴエ「ちょ! 待て! 付き合ってられんわ!」 レッド「あっ、怪人ガラガラゴエ、逃げやがったな!」 ピンク「戦闘中にバックれるなんてダッサーイ、きゃはは」 イエロー「あ〜、もう終わったのかのぅ。      わし、もう帰っていい?」       レッド「ともあれ、これで怪人ガラガラゴエを撃退できたぜ!」 グリーン「どこがよ! 全然戦隊モノらしくないわよ!      でもまあ……レッドのおかげ、よね……」       ブルー「別にどうでもいいよ……」 ピンク「あ、もしもし、みゆき〜? バイト終わったから今から合コン行くね〜。     もー、ホントダルかったしぃ〜」      レッド「次回も俺たちの活躍、たのしみにしてくれよな!」