とある国家の風景6〜フラグ立った〜 リヴラ(♂)クール系。やる気なし男 ミスト(♀)真面目で静か。 ミスト:もう、またこんなところで寝てたんですか? リヴラ:ん? ああ、ミストか、何か用か? ミスト:用か、じゃありませんよ、兵士の訓練指導しないんですか? リヴラ:あー、サウファがやってるからいいんじゃね? ミスト:リヴラさんもやるんですっ。 リヴラ:えー、めんどくせー。 ミスト:もう……それじゃ部下に示しつきませんよ。 リヴラ:別に俺は部隊まかされてるわけじゃねーし。     ってか、そもそも、こんな平和な時に剣の訓練する必要あるのかねぇ。 ミスト:平和じゃなくなった時のために訓練するんじゃないですか。 リヴラ:あー、戦争になったら訓練するから大丈夫だよ。 ミスト:まったくもう〜……。 リヴラ:それより、お前はこんなとこでおしゃべりしてていいのか? ミスト:私は今はお昼休みですよ。 リヴラ:ん、もうそんな時間か。 ミスト:え? ずっと寝てたんですか? リヴラ:昨日遅くまで飲んでてなー。 ミスト:はぁ〜……そうですか……。 リヴラ:何か食い物持ってねぇ? ミスト:はいはい、パンでよければありますよ。 リヴラ:お、さんきゅ。 ミスト:いつも思ってるんですけど、リヴラさんってどんな仕事まかされているんですか? リヴラ:んー、兵士育成。 ミスト:……職務怠慢じゃないですか……。 リヴラ:えー、たまにはやってるぜ〜。 ミスト:見たことないですよ。 リヴラ:……お前が見てないとこでやってるから。 ミスト:あはは、苦しい言い逃れですね。 リヴラ:うるせーなー……いいじゃねーかよ。 ミスト:ちゃんと国からお給料もらっているんですから、ちゃんと仕事してくださいよねっ。 リヴラ:へいへい、尽力しますよ〜。 ミスト:それじゃ、そろそろお昼休み終わるので行きますね。 リヴラ:あ、ちょっと待てよ。 ミスト:えっ? な、なんですか? リヴラ:んー……あのな。 ミスト:は、はい……? リヴラ:お前がここに来たときから言おうかどうか迷ってたんだが。 ミスト:な……なんですか……? リヴラ:お前、昼飯食ってきたのか? 頬に米粒ついてるぞ。 ミスト:……っ!! ばっ、ばか! リヴラ:いってぇ! ビンタするこたぁねぇじゃねぇか! ミスト:もう知りません! ずっとそこで寝ててくださいっ! リヴラ:うーむ……言わない方がよかったかな……。